「子連れ出勤」という就業スタイル
モーハウス代表の光畑が、毎週末こつこつ書き上げた原稿が、
ようやく新書として出版されました。光畑初の著書になります。
不況の影響から、家計を助けるために働きたいお母さんが日増しに増えています。
ですが「保育所が決まらなければ働けないのに、働かないと保育所に入れない」という話もよく耳にます。
一方で、企業にとっても、時間とコストをかけて育てた大切な人材を、 出産・育児を機会に失ってしまうのは大きな痛手です。
本来なら祝福されるべき「出産・育児」がネックになり、女性は子どもを産むことをためらったり、 就業をあきらめる。
企業も大切な人材を失ってしまう。これは少子化の原因の一つでもあり、残念なことです。
そんな企業と雇用者にとって不幸な職場環境を、少しでもお互いにメリットのある形に 変えていくことができないでしょうか?
仕事か育児の選択ではなく、新しい選択肢を増やす方法として、 本書では「子連れ出勤」という就業スタイルを紹介します。
仕事と育児を分けて考えるのではなく、混ぜてしまおうという考え方です。
そんなことは不可能だと思いますか?
でも、本書の筆者が代表を務める授乳服メーカー「モーハウス」では、約10年間の活動の中で、 150人もの母親たちが子連れ出勤を体験してきています。
また、モーウスには託児所も保育士も必要ありません。
ここで行われている「子連れ出勤」は「お母さんは赤ちゃんとセットで仕事をする」というのが基本なのです。
本書では、筆者が実践した「子連れ出勤」を通し、出産後の社会復帰という問題に踏み込み、 雇用状況の悪化のなかで、企業とママのお互いにメリットのある職場環境の可能性について解説したいと思います。
厳しい時代こそ、新しい職場環境を、新しい一歩を、踏み出しましょう!
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